東京リハビリテーション
センター世田谷で働く
「現場以外」は相談員の仕事
障害者支援施設
生活相談員
2021年中途入職
精神保健福祉士
前職時代
大学卒業後に地元企業に就職。その後、東京の企業に転職。
働きながら福祉系専門学校の夜間コースに通学し、精神保健福祉士の資格を取得。
医療ソーシャルワーカー(MSW)として病院(精神科)に1年勤務。
入職〜
2021年10月、東京リハビリテーションセンター世田谷に入職。
障害者支援施設に配属され、生活相談員としてのキャリアをスタート。
現在に至る。
INTERVIEW
探りを入れるために
面接を受けてみたら入職
私は以前は医療ソーシャルワーカー(MSW)として病院に勤務していたのですが、地域に根ざした福祉サービスを提供しているところに惹かれて東京リハビリテーションセンター世田谷に転職しました。障害者支援施設で、キャリア2年目の生活相談員として働いています。
私は、大学では心理学を専攻していて、新卒時は一般企業に就職しました。そこから転職、資格取得、キャリアチェンジ、また転職。「ちょっと気になる」と思ったほうにいつも動いていたら、いつのまにか地元を離れて東京で福祉職に就いていました。行き当たりばったりで生きているんです(笑)。東京リハビリテーションセンター世田谷は、「何か大きな施設ができるんだな」と建設中から気になっていた施設でした。でもホームページを見てもどういう施設か今ひとつつかめず、探りを入れるために面接を受けてみたら入職することになりました。
生活相談員は、入所・退所される利用者さんのご家族をはじめ、外部に対する窓口としての役割を担います。基本的に普段は事務所にいて、ご家族と連絡を取り合ったり、外部機関とのやりとりをしたり、必要があれば現場の支援員に聞き取りに行ったり。ここの障害者支援施設は「地域移行型」と言って、入所してここで生活した後、一人暮らしをしたりグループホームへと巣立っていく施設です。その入り口と出口の部分を担当しています。調整役ですね。現場で支援を担当する支援員に対して、「現場以外」は相談員の仕事と言ったらいいでしょうか。その日その日でやることが全然違います。
調整に調整を重ねて
上手にシフトできた時はホッ
決まったルーティンワークがあるわけではないので、1日を振り返って「今日は何をしたんだろう」と思うこともあります。ただ一人でできる仕事ではなく、内部であれ外部であれ誰かしら相手がいて何かしら働きかけている仕事です。自分自身も含めてですが、ご家族、生活支援員、リハ職、区のケースワーカー、移行先の担当者など、利用者さんに関わる人はそれぞれ役割を持っています。果たすべき役割にカチッカチッとはまってみんなが連携できている時、「私、仕事してるな」と思えます。その連携がうまく回るように「何かの調整」「何かの対応」を常にしているのが生活相談員です。
ご家族→生活相談員(私)
「この子は将来はこういうとろに住みたいと思っています」
生活支援員→生活相談員(私)
「この方は排便が一人では難しい」
生活相談員(私)→生活支援員
「じゃあこういう介助が必要だよね」
生活相談員(私)→区のケースワーカー
「この方が一人暮らしをするのにはこういう支援が必要。なんとかならないでしょうか?」
こんな感じです。移行先の候補が見つかったら「見学に行きましょう」「体験に行きましょう」と進行役を務めます。自分で見つけてきた移行先を喜んでいただけて、調整に調整を重ねて上手にシフトできた時はホッとします。「ちょっと気になる」でここまで来ましたが、ここに腰を据えて福祉専門職として成長していきたいと思っています。
職員の1日
8:30〜9:00 |
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9:00〜10:00 |
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10:00〜12:00 | ケースカンファレンス |
12:00〜13:00 |
お昼休み
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13:00〜16:00 | グループホームへ見学 |
16:00〜17:00 |
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17:15〜17:30 |
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※2023年1月現在の情報です。